多言語学習サイト・メモリーサポーター
英語・中国語を中心に多言語を同時に効率的に学べる、ダウンロード不要のウェブサイトをご紹介。
(しかも現在は無料!)
ほとんどの方が「一度言ったことはしっかりやれ!」と怒られた経験をお持ちでしょう。
しかし、一度覚えた記憶を永久に保持できる人間は存在しません。
人間の記憶は時間とともに減少するものなのです。
一度言われたことをしっかりとできている場合は、忘れてしまう前に繰り返し思い出しており、しっかりと復習できているからなのです。
忘却曲線とは
人間の記憶の定着は忘却曲線で示されることが知られており、時間と記憶の関係を示しています。
下のグラフは、有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。
表の縦軸の節約率とは、記憶の再生にかかる負担(時間)です。
分かりやすく言い換えると、
初めは記憶の定着に20分かかった事柄を、節約率50%の時点で記憶しなおすと、半分の10分で済む、ということを示しています。
普遍的真理として、温度の伝播にしろ、物質の拡散にしろ、
ほぼ全ての物理現象においては、初めは急激に変化し、変化が徐々に緩やかになっていきます。
(=指数関数的に減少)
人間の脳も物理現象によって記憶が保持されることから、同様に考えられると予想できます。
エビングハウスの忘却曲線において、節約率が急激に減少し徐々に減少が緩やかになるということは、
再記憶に要する時間は初めはみるみる長くなり、時間が経つにつれその増加は緩やかになるということです。
つまり、物理現象としての予想と合致し、
忘却曲線の縦軸を「記憶残存量」と考えても問題ないということを示しています。
効果的な学習・復習方法
物事を繰り返して覚える際、回数を重ねるごとに間隔を伸ばすことで効率的に覚えられること間隔反復と呼びます。
繰り返しの間隔をだんだん長くした方がより効率的に記憶できる理由には諸説ありますが、
記憶回数が多いほど忘却曲線が緩やかになるためと言われています。
先ほど紹介した忘却曲線のうち、上の青い範囲では節約率が高く、まだ短期記憶に近い状態であるため、
その時期に復習しても高い学習効率を得ることができません。
(=記憶が急激に失われてはいますが、まだ十分に記憶している状態)
もちろん全くの無駄ではありませんが、まだ十分に記憶しているのにいちいち復習していたのでは、効率が甚だ悪いです。
数百~数千の単語を記憶する必要のある語学学習では、
より効率的に単語を覚えることが、上達への近道となります。
一方、上の赤い範囲では節約率が低く、最初から記憶し直すのに近い状態であるため、
辞書などを初めから読み直して要点をつかみ直す必要があり、
この時期に復習しても高い学習効率を得ることができません。
より効率的に学習するためには、
素早く思い出すことができ要点を忘れてしまう前の時期に復習することが大切です。
そこで、上の黄色の範囲で復習することで、節約率が下がりきる前に再度記憶が定着され、
素早く要点を思い出すことができ、高い学習効率を得ることができます。
見ただけで一瞬で要点を思い出し、辞書などを見る必要もなく素早く復習できてしまうのです。
メモリーサポーターとは
この忘却曲線や間隔反復とそれに関する特許技術を利用し、語学の記憶定着に最適なツールが、
多言語学習サイト・メモリーサポーターです。
多言語学習サイトである理由は、日本語・英語だけでなく中国語やロシア語を始め、システムとして100を超える言語に対応しているためで、
- 一部の記事に翻訳がある言語は10ヵ国語以上あり、
- 朗読が可能な言語は最大約36か国語、
- 日本語への辞書が設定されている言語は約20か国語
あります。
日本語と英語とその他の第二外国語を同時に学べる記事がきっと見つかるでしょう。
忘却曲線を利用した記憶定着に最適なツール
さて、記憶する単語や学習者の母国語によっても、忘却曲線が異なってきます。
当たり前ですが、すでに日本語化している「Internet(インターネット)」という単語と、「implication(含み)」という単語では、覚えやすさも忘れやすさも天と地の差ですよね。
日本語が母国語ならば、「Internet」は日常でよく使うので、一度覚えれば忘れることはほとんどないでしょう。
しかし、「Internet」が母国語化していない母国語の学習者の場合は、それほど容易に覚えられ忘れないものではありません。
メモリーサポーターは、
学習者1人1人について、「過去の記憶の状況」や「覚えたい単語のレベル」を設定し、
単語1つ1つについて、「レベル」や「記憶難易度」を、母国語別に多くの学習者の統計を用いて最適化し、
学習者1人1人単語1つ1つについて、「前回学習した時刻」や「記憶レベル」を、学習者の操作の度に毎回記録し、
単語や母国語やユーザーごとに異なる忘却曲線に基づいて、最も学習効果の高い時期に復習を促します。
次の章で詳述しますが、
メモリーサポーターは、
- 約2500本の内蔵コンテンツからいろいろな条件で有名スピーチや歴史的ドキュメントなどを検索して表示したり、
- 読みたい文章を他からコピペして表示することができ、
その中の単語でユーザーが学習・復習すべき単語に枠を付けてくれます。
また、
- 単語帳・単語クイズ・単語フラッシュといった諸機能があり、
文中に出てこない単語も含め、ユーザーが学習・復習すべき単語を優先的に出題・表示して補強してくれます。
メモリーサポーターを用いることで、ユーザーの皆さんがぐっと効率的に学習を進めることができます。
メモリーサポーターの諸ツール
ツールその1 内蔵コンテンツ
メモリーサポーターには約2500本もの政治・歴史・聖書などの有名スピーチやドキュメントが記事として内蔵され、
カテゴリーや年月日、どの言語の翻訳が付いているかなど、様々な条件で検索することができます。
原文・訳文を最大8つ、段落ごとに交互に表示することができ、それぞれに朗読速度を10段階で設定して、段落・文ごとに交互に朗読させることができます。
複数の言語を同時に学習することや、学習言語を複数表示してそれぞれ朗読速度を変えるなど、学習者に合わせた自由な学習方法が可能です。
政治的・歴史的なスピーチやドキュメントを読むことで、言語だけでなく国際関係や歴史などを学習することもできます。
(体系的に検索でき、スピーチやドキュメントの貯蔵庫としても重宝します。)
記事まるごとを何十回も無操作で連続して繰り返し朗読させることもでき、聞き流しに絶大な効果を発揮します。
(段落が進めば自動的に画面の一番上に表示されます。)
(日本語は漢字の読みが一律でないため、たまに読み間違いをしますが、英語や中国語はたいへん上手に読みます。)
聞き流しを謳っている他社製品の多くは、キャンペーンが終われば月額数千円かかることはご存じですか?
機械音声はすでにリスニングでの使用に耐えうるほど十分に進歩し、日進月歩で進歩していますので、
私は、それをフル活用してお金を節約し、その分勉強時間に充てた方がよいと思います。
メモリーサポーター本体の内蔵記事の検索はこちら。(使い方リンクは本ページ最下部)
(メモリーサポーター本体のどこからでも「記事」タブで開けます。)
ツールその2 テキストをコピペ
メモリーサポーター内にお好みの文章をコピペ・編集・保存することが可能!
コピペしたものを内蔵コンテンツと同じように学習・リスニングする、ユニークな学習が可能です。
(グーグルクロムの機能を利用してコピペ文とグーグル翻訳文を交互に表示することもできます。第一セクションの言語だけが機械翻訳されます。)
「テキストを公開」にチェックを入れて保存すれば、保存した文章を世界中のユーザーがコードで検索できますので、
教師さんが生徒さんのために学習教材を作成してコードを決めて保存し、
コードを知る生徒さんだけが使えるようにできます。
内蔵コンテンツの多くは「記事」タブに存在していますが、「リンク」タブでは、
日本人が読みたいであろう世界の主要メディアの英語記事を、ヘッドラインとURLとイメージ画像のみ内蔵しており、
メディア横断的に検索することができます。
日本(人)が活躍した海外ニュース記事などを読んで学習できたら素晴らしいと思いませんか?
(その後、皆さんが「貼り付けページ」にコピペして学習してください。)
ツールその3 単語帳・単語クイズ・単語フラッシュ
メモリーサポーターは、ユーザーに優先的に学習・復習すべき単語を自動リストアップしてくれる、「単語帳」「単語クイズ」「単語フラッシュ」を装備しており、
単語に的を絞って学習したり、内蔵記事やコピペ文の文中に出て来ない単語を補うことができます。
単語帳(単語リスト)とは、単語が100個ずつリスト形式でずらっと表示され、
- 単語とその意味を交互に読んでくれる機能や、
- ワンクリックで他社辞書に自動入力して表示してくれる機能
があります。
単語を始めから最後まで、何十回も繰り返し朗読させることもできますので、単語とその意味の聞き流しもできます。
単語クイズには、
- 単語が出題され正しい意味を選択する
- 意味が出題され正しい単語を選択する
- 意味が出題され正しい単語をタイピングする
の3種類があり、
正誤によってその単語の「記憶レベル」が上下し、次回以降の出題に影響します。
単語フラッシュとは、
- 単語とその意味を一定時間(可変)に交互に次々に表示する
- 意味とその単語を一定時間(可変)に交互に次々に表示する
- 単語とその意味を同時に次々に表示する
もので、
単語の付いている枠を「覚えている」なら消し「覚えていない」なら黒くすることにより、
その単語の「記憶レベル」が上下し、次回以降の出題に影響します。
メモリーサポーターにはいろいろな機能やモードがありますが、
すべて同じ単語は一括して運用され、
忘却曲線と間隔反復に基づき、どのモードでの操作も、他の機能やモードにも反映されます。
単語レベルの種類を「School Level(学校のどの段階で学ぶか)」、「Word Level(単語の難易度のレベル)」から選択可能で、個人個人のレベルに合わせた学習が可能です。
(将来は、TOEICレベルや大学入試レベルも導入予定です。)
学校のテスト範囲などに対応するため、ユーザーが優先的に覚えたい「優先単語」を設定して優先的に出題・表示することもできます。
(コンマで区切っていっぺんに貼り付けるだけ。)
メモリーサポーターの諸機能
解析機能(単語に分解、枠付け、文字色分け)
忘却曲線を用いた学習と、メモリーサポーターの諸機能との連携についてお話します。
メモリーサポーターは、
先に解説した「忘却曲線」や「間隔反復」を利用し、記憶の定着に最適な時期に復習を促す機能を備えています。
前の章で述べましたが、
- 十分に覚えている時に復習しても時間の無駄、
- すっかり忘れてしまってから復習すると、一から覚えなおす必要があり、膨大な手間がかかってしまい、
- 忘れそうで忘れていない適切な時期に復習をすれば、最も効率のよい学習ができます。
メモリーサポーターでは、
「解析ボタン」をクリックすることで、
自動的に英文が単語1つ1つに分解され、
学習者1人1人について、単語1つ1つについて、
単語の「記憶難易度」やその単語のユーザーの「記憶レベル」やユーザーがその単語を「前回学習した時刻」などに基づき、
それぞれ異なる忘却曲線や間隔反復を考慮して、
復習すべき単語に枠を付ける機能を備え、
適切な時期に復習を促すことで、最も効率のよい学習を実現します。
ユーザーは「覚えている」場合には枠を消し、「覚えていない」場合には枠を黒くし、
それによりその単語の「記憶レベル」が上下して、次回以降の枠付けが最適化されます。
(初めは数時間後に枠が付き、最終的には何年も枠が付かなくなります。)
「解析ボタン」により、単語固有の「単語レベル」により単語の文字の色が色分けされますので、
難しすぎる単語なので覚えなくてよいという判断ができます。
その他の便利な機能
学習言語と母国語ごとに最大4つの「辞書ボタン」があり、ワンクリックで他社の有名なネット辞書に単語が自動入力されて表示されます。
ユーザーのデバイスにより最大約36カ国語を朗読させることができ、
朗読音声を設定することにより、アメリカ英語やイギリス英語、中国北京語や中国広東語などで朗読させることができます。
おすすめ英語学習法
ステップ1(5分)
「翻訳先言語」に「英語」と「日本語」、その他カテゴリーや年月日などの条件を設定して、読みたい記事を検索し言語を選択して表示
OR
読みたい文章を「貼り付けページ」にコピペして「送信」
ステップ2(10秒)
「解析ボタン」で文章を解析し、学習・復習すべき単語に枠を付け(下に一覧表も出る)
ステップ3(20分)
「辞書ボタン」群・「朗読ボタン」群を駆使してリスニングしながら単語を記憶し文章を精読
ステップ4(お好みで)
ゲームや散歩をしながら!!言語ごとに10段階の速度を設定し、ひたすら聞き流し
(ゆっくり朗読させて同じことを頭の中または声にだして反芻するシャドウイングも有効です。)
使命感・達成感・優越感こそが原動力
歴史や旅行を初めとして、皆さんは何かお好きなジャンルをお持ちと思います。
そのジャンルの文章を読んで語学を学習することにより、
- 文章の基礎知識があり書いていることを理解しやすい、
- 好きなことなので長続きする、
- それらの文章で将来役立つことを学べる、
など直接的な大きなメリットがありますし、
間接的には、
- 将来やりたいことに役立つ文章を読むと使命感を持って学習でき、
- このような文章を読了すれば達成感が大きく、
- お金のためだけでなく社会のためにすることには優越感も生まれます。
「使命感」「達成感」「優越感」があると学習意欲が湧くと言われますが、そもそも読みたい文章なら学習を苦痛に感じにくいということもあり、
これらの有る無しが結果に大きく影響してきます。
お好きなジャンルの文章で学習できることは、
ユーザーの皆さんがこれら「使命感」「達成感」「優越感」を持って学習でき、
苦痛が少なく大きな結果を残せる大きな力となります。
将来、国や社会のために働きたいという方には、
有名スピーチや歴史的ドキュメントをたくさん内蔵するメモリーサポーターは、
とりわけ大きく役に立つでしょう。
記憶するほど繰り返し聞き流すなら、
後生に残る歴史的なスピーチやドキュメントは、大いにお薦めです!!
お試し&無料登録のご案内
多言語学習サイト・メモリーサポーターは、
私が一日平均8時間程度費やし、約7年前から紆余曲折を経て約3年前に発案し、
VB.NETやASP.NETやADO.NETなどでサーバーシステムを、JavaScriptなどでクライアントシステムを、VBAなどでデータ収集を行い、
特許関係費も含め約1000万円を費やして構築したウェブサイトです。
後世に素晴らしいスピーチやドキュメントを体系的に検索できるようにして残し、
現在から将来まで多くの方々の役に立つことを目指しています。
ですので、現状では広告も入れず会費も取らず、皆さんを始めできるだけ多くの方々に使っていただきたいと考えています。
基本的に私自身が学習する時に欲しい機能を充実させたもので、デザイン的にシンプルなものです。
会員登録をしなくても、表示や朗読などの機能は使えますが、
単語などの諸データの保存にはユーザーを特定しなければなりませんので、
会員登録&ログインが必要な機能が保存関係を中心に多く存在しています。
会員登録&ログインをしてもしなくても、現在完全無料です。
会員さんが増えればサーバーの負担も増えますので、将来は一部機能を有料化することになると思いますが、
早めに会員登録していただいたユーザーさんにはメリットを設けますので、
この機会にぜひメモリーサポーターをお試しいただき、
あなたのデバイス・ブラウザ上での動作をご確認いただき、
気に入っていただければ、ぜひ会員登録していただきたいと思います。
※会員登録はユーザーを特定する必要がある機能(保存など)を使う場合は必要です。
※メールアドレスを任意で登録でき、ID又はパスワードを忘れたときにメールアドレスに届けることができます。
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では皆さん、無料で使えますので、悩まずに始めてみましょう。
日米和解の象徴として歴史に残るであろうスピーチを2つ、手始めにどうですか?
(言語の追加や削除は上の方に横に8つ並んでいる「表示言語」のボックスで。)